2020-09-18 / 最終更新日 : 2020-09-18 寺田 匡宏 本のご紹介 島といのちと布 安本千夏『島の手仕事――八重山染色紀行』 その土地々々に、その土地々々の本があるのはうれしい。 沖縄は、その喜びを大きく感じることができる場所だ。独自の本があり、独自の出版社がある。沖縄には、「県産本」とい […]
2020-09-03 / 最終更新日 : 2020-09-03 寺田 匡宏 本のご紹介 【自著を語る】寺田匡宏『人は火山に何を見るのか』 ~地球環境の新たな語り方を求めて - 科学・人間・世界観 - 1 地球環境をどう語ればよいのかを考える中で、書いた本である。2015年に京都の昭和堂という出版社から出版された。 このころ、環境をどのように新しいアクチュアルな切り口から語ることができるかをさがしていた。 […]
2020-08-02 / 最終更新日 : 2020-08-04 寺田 匡宏 本のご紹介 コロナの時代に灰谷健次郎を読む – システムの中の脆弱性(弱き者)へのまなざし – 1 コロナ禍が教育についてその本質に関わる様々な問題を提起している。とりわけ初等中等教育について多くの問題が出てきている。 例を見ない(そして法的根拠や科学的根拠がないとも言われている)全国一斉休校、休校中 […]
2020-07-01 / 最終更新日 : 2020-07-01 寺田 匡宏 本のご紹介 ミクロの線で書かれた水墨画のようなかそけき未来 朝吹真理子『TIMELESS』 未来はどんなすがたをしているのだろうか。未来も過去も相対的だ。子どもにとっては数年後は遠い未来だが、その未来とは、大人にとっては遠い未来どころかすでに過去かもし […]
2020-04-08 / 最終更新日 : 2020-04-08 寺田 匡宏 ブログ 木とともに生きる人 ポストを開けると、ちいさな紙片が入っていることがある。もちろん、それは封筒に入っているのだが、その封筒の封を切ると出てくるのは、二つ折りの招待状のような往復はがきよりも一回り大きいくらいの小さな栞。『木々の風景』と題され […]
2020-03-11 / 最終更新日 : 2020-03-11 寺田 匡宏 ブログ 声を聞く、物語を聞く -小野和子『あいたくて ききたくて 旅にでる』を読む - 旅をすることは、人と出会うことであり、人と出会うことは声を聞くことであり、声を聞くことは物語を聞くことである。 この本は、仙台の地を拠点に、東北の村々で、約50年近くにわたって民話の採訪を行ってきた小野和子が、その中での […]