色々なことが落ち着いたらフエにお越しください
新型コロナウイルス感染拡大を受けて出されていた緊急事態宣言も解除されました。5月中はお家で過ごされている方も多いかと思い、ホームぺージの更新を週3回としておりました。私たちの研究地や活動の地の様子が少しでも伝わっていたらうれしいです。来月からは、このホームぺージの中に写真ギャラリーを充実させていきたく思っています。そのため、月曜日と土曜日は写真の紹介、木曜日は活動報告やブログなどの記事の更新をしていきたく思っております。どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。
5月最後の記事は、風人土(かぜひとつち)学舎のベトナム・ナショナル・スタッフのティエンさんにトゥアティン・フエ省(以下、フエ省)の紹介を書いてもらいました。色々なことが落ち着き、海外旅行に行ける状況に戻った時、是非、フエ省にお越し頂ければと思います。このブログにはそんな願いを込めました。風人土(かぜひとつち)学舎では、活動視察やスタディツアー、文化交流のアレンジなども承って参ります。世界中が移動に慎重になっている時期ですので、オンラインで現地と交流することもアレンジしたく考えております。(日本事務局・高木佳子)
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皆さんはフエを訪れたら、どんなところを見学しようと思いますか。きっとユネスコ世界遺産でもあるグエン王朝の王宮などの建造物群を挙げる人が多いことと思います。私もフエの文化財を見学されることを勧めます。それぞれの建造物には、文化や歴史だけではなく、昔の人の知恵や巧みな趣向が含まれているので時間をかけて楽しむ価値があります。
世界遺産以外にも、フエに数多くの興味深い場所があります。1975年に終了したベトナム戦争に興味がある方であれば、ベトナムを南北に分けていたDMZ(注1)や戦場となった山の村落も訪問して頂きたいと思います。
フエ省の山岳地帯に暮らす少数民族の伝統や文化に興味がある方には、コミュニティハウスでの現地の人々と交流、滝や温泉などに行くリクリエーションもご紹介できます。
現在では、少数民族の食文化を体験したり、伝統織物を購入したりも出来ます。
自然が好きな方たちには、インドシナ半島最大のラグーンであるタムザン(Tam Giang)ラグーンやバックマー(Bạch Mã)国立公園も興味をそそられる場所になることと思います。
どんなに観光に忙しくても、フエ料理を楽しむ時間を必ず取っておいてください。
フエは古都であるため、ベトナム料理の半分以上はフエ料理だと言われているくらいです。
みなさまがフエに関心を持ち、お越し頂けますことをお待ちしております。
(このブログ内の写真と動画は、日本事務局の高木佳子が撮影したものです)。
[ 参考 ]
注1:DMZ(DMZ; Demilitarized Zone)は、直訳すると武装中立地帯。ここでいうDMZは、ベトナムの国土を二分して戦われたベトナム戦争の際に設定された非武装地域を指す。この非武装地帯は、南北1600Kmのベトナムの国土のほぼ中間に位置する北緯17度線に沿う形で設けられていた。その場所は、現在のフエ省に北側に位置するクアンチ省にある。
投稿者プロフィール
- 風人土学のベトナム人ナショナルスタッフ。ベトナム中部・フエ市在住。風人土学舎が、ベトナム中部にあるフエ市に行っている子どもたちの教育環境支援活動のナショナル・スタッフ。本業は越日通訳(日本語能力検定はN1取得)。
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