【活動報告】ミツロウの販売状況とお知らせ

ミツロウキャンドルで照らそう

昨年の12月10日からスタートした「ミツロウキャンドルで照らそう こどもたちの未来」プロジェクト。多くの方々に、ミツロウキャンドルをお届けすることが出来ております。ありがとうございます。約2カ月が経過して、限定100個のうち76個を販売することが出来ました。ミツロウキャンドルからのご寄付で、ベトナムの活動地にある公立小学校で開かれる青空図書館に本を寄贈したい、私たち風人土(かぜひとつち)学舎の事務局は考えていました。そのため、ベトナム事務所のナショナルスタッフのティエンさんに小学校の校長先生を訪問してもらいました。

フーハウ小学校の校長先生

左から、フエ市立フーハウ小学校の校長先生、風人土(かぜひとつち)学舎事務局の高木、同じく事務局のティエンさん。毎月1回、校長先生とティエンさんにはミーティングをしてもらっています。その際には、私たちの活動報告をするのはもちろんですが、小学校で行われたことや地域の変化なども伺うようにしています(2019年5月22日、高木の出張時に撮影)。

すると、校長先生からの回答は、

「そのお金を使って、2019年の夏に実施してもらった小学校1年生を終えても読み書きが出来ない子どもたちへの夏季補習クラスを開けないでしょうか?」

というものでした。

2019年の夏季クラスの様子1

2019年に開いた夏季補習クラスに通っていた子どもたちと先生、チューター、ナショナルスタッフのティエンさん(2019年8月撮影)。

私たちの活動地では、親が学校に行った経験がなく読み書きが出来ない子、親は都市に出稼ぎに行き読み書きの出来ない祖父母と暮らしている子、両親の離婚により家庭環境が複雑な子など、家庭に課題のある子どもが少なくありません。こういった子どもたちの多くは家で復習する場所や時間がなかったり、一緒に勉強してくれる年長者がいないため1年生で身につけるべきベトナム語の基礎を身につけられないでいます。

また、児童数の増加に伴い先生たちにも余裕がない印象も受けます。

小学校1年生で読み書きを習得しておかなかれば、2年生に進んだ時に勉強に全くついていけなくなってしまいます。昨年開いた夏季補習クラスで引き受けた子どもたちは、読み書きが身についたことに加えて、2年生に進級してから意欲的に勉強に取り組むようになったそうです。

このような現地からの要望もありましたため、ミツロウキャンドルからのご寄付は、夏季補習クラスをメインに青空図書館活動にもプラスになることのために使わせて頂きたいと思います。

来週は、昨年行った夏季補習クラスの様子や子どもたちのことを書きたいと思います。

 

~お知らせ~
ミツロウキャンドルのかわいいイラストを描いて頂きましたドイツ在住のフースラーゲ A. 伸子さんと同じくドイツ在住のライヤー奏者の稲垣真理子さんと日本にいらっしゃる舞踏家の清水理沙さんが、京都と東京でイベントをされます。伸子さんの個展も同時期に東京で開催されます。日程は以下の通りです。京都の会で少しだけお時間を頂戴して、私からベトナムのことをお話しさせて頂くこととなりました。是非、ご参加頂ければと思います。併せて、ミツロウキャンドルの販売もさせて頂けることとなりました。

●Spring Impulse ~色を纏う、色を動く、天地を聞く~即興ライブとワークショップ

・京都:2月23日(日)14-17時 開場 13時半
会場・料金:蔵ギャラリー・4,000円
https://www.facebook.com/events/2728562140520939/

・東京:3月 1日 (日)14-17時 開場 13時
会場・料金:裏参道ガーデン・4,500円
https://www.facebook.com/events/546023109324115/

●のぶこa フースラーゲ~jubilant喜びの庭~

・東京:2月26日(水)~29日(土)※時間は以下のFacebookのぺージでご確認ください。
会場・料金:ギャラリー月のとびら・入場無料
https://www.facebook.com/events/799757240492427/

 

投稿者プロフィール

高木佳子(Takagi Yoshiko)
高木佳子(Takagi Yoshiko)風人土学舎 日本事務局担当
ベトナムのフエ市在住歴延べ6年。風人土学舎では、日本の事務局業務とフエ市での活動全般のコーディネーションを担当しています。