活動関係者の家族が亡くなって

フォーン河に夕日が落ちて、フエ市・ベトナム

フォーン河に夕日が落ちて(2008年8月撮影)。

社会的弱者支援を活動を行っていると、人の死に遭遇することは避けては通れません。8月2日日曜日、私たちの学習支援教室に通っている高校生の父親が肝臓の病気のために亡くなりました。この数年は、病気のために仕事が出来なかったように思います。そのため、母親の市場での収入と母親の親戚からの援助で家族は生活していました。この訃報をナショナル・スタッフのティエンさんに知らせてきたのは、他の高校生たちでした。一緒に学んできた彼らには、友人としての絆が出来ているようでお葬式にも参列したそうです。ティエンさんもお葬式に行ってくれました。ベトナムにも新型コロナウイルスの感染拡大の第2波が着ているため、冠婚葬祭の集まりは小規模で行うように通達が出されているのですが、しっかりと立派なお葬式だったそうです。母親は最後はきちんと送りたいと思っていたのかもしれません。長い闘病を支える暮らしの中で、高校生とその姉も覚悟が出来ていたのでしょう。彼女らは、お葬式に来る人にしっかりとした態度で接していたそうです。今はだた、亡くなったお父様のご冥福をお祈りしたいと思います。

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私たちの活動地区で日銭稼ぎの仕事をしている男性の中には、お酒で体を壊す人が少なくありません。仕事の疲れをお酒で紛らせている間に酒量が増え、気がついた時には重症の肝臓病になっているケースを何人も見てきました。お酒に絡んでギャンブルや借金の問題を抱える人もいます。

私たちの活動に関わった高校生たちには、こういう男の人にもなって欲しくないし、こういう男の人と恋をしたり結婚したりして欲しくない、こういう連鎖からは抜け出して欲しいと願っています。

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今回は少々感傷的なブログになりました。気分を新たに、週3回体制に戻して記事を掲載する予定ですので、どうぞよろしくお願いします。

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投稿者プロフィール

高木佳子(Takagi Yoshiko)
高木佳子(Takagi Yoshiko)風人土学舎 日本事務局担当
ベトナムのフエ市在住歴延べ6年。風人土学舎では、日本の事務局業務とフエ市での活動全般のコーディネーションを担当しています。