Team Hue~フエ市郊外の洪水の様子(ベトナム・フエ市)~

ベトナムの友人たちがFacebookにポストしている記事を見ていると、今月に入ってからベトナム中部を襲った熱帯低気圧による大雨は大きな被害を残しています。大きなことは出来ないのですが、ご縁がある人たちやご縁がある土地に何か支援が出来ないか情報収集を始めています。

私たちがよく行く小さな集落があって、普段はこんな感じの長閑な景色が広がっています。

 

フエ省の農村部・ベトナム

 

フエ市内からも近いため自転車で訪れる観光客も結構います。ベトナムの農機具を集めた資料館があったり小さな市場があったりして、勉強にもなりとてもゆったりした気分にさせてくれる場所です。フエ市内の洪水の水は引いたというのに、まだこのあたりの水は引いていません(2020年10月26日現在)。

フエ市内に近い村の洪水

左に広がっているのは田んぼ。水の下には収穫前の稲が・・(2020年10月26日撮影)。

上の写真の左側は、田んぼです。稲が植わっているというのにこの状態が1週間以上も続いています。私たちの知り合いの農家さんは、お花の栽培に加えてバインチュン(越語:Bánh chưng)と呼ばれるモチ米をバナナの葉で巻いて蒸したものを作って生計を立てています。バナナの葉を入手できない状況が続いていたのですが、やっと昨日から南部のホーチミン市から送られてきたバナナの葉っぱが市場に並ぶようになったそうです。値段は通常の3倍。この世帯は寡婦世帯で、おじいさんと小学校と中学校に通っている娘さんたちもバインチュン作りを手伝って暮らしています。バナナの葉っぱが3倍だからと言って、バインチュンの値段も上げられるかどうか・・・。

 

バナナの葉っぱ、フエ市

バナナの葉っぱは、食品を包んで蒸したり、生肉を包んで発酵させたりなど便利に使われている(2020年10月26日撮影)。

フエ市に暮らす友人たちとこの地区の被害状況を収集して、支援を実施したいと考えています。

投稿者プロフィール

Team Hue
チーム フエは、ベトナム中部のフエ市在住歴約6年の高木佳子とフエ市生まれのフィン・ティ・トゥイ・ティエン、そしてフエで暮らす高校生や大学生たちで構成されています。フエ市のことやベトナム人の暮らしの様子を写真や動画を添えて発信していきます。ご質問や「こんなことが知りたい!」というリクエストも受け付けております。