知りたいのは人々の思いや暮らし④
前回からの続きです。「知りたいのは人々の思いや暮らし②」(2020年11月17日)の記事で書いたカオさんの家でのお話です。
カオさんに村が出来た頃の暮らしの話を聞いていた時のことでした。カオさんの奥さんは私たちから離れたところに座って私たちの様子を見ていました。カオさんの奥さんには、竹で編まれた暮らしの道具を見せてもらったりしていたので私たちが道具にも関心があることは理解してもらっていたように思います。
カオさんとの話がひと段落したころ、彼女は「昨日の夜から、魚とりの網を編んでいたのよ」と、言うので、編んで見せて欲しいとお願いしました。
器用に足に糸をかけて魚とり網を編むのを見てくれました。編みながら、「この編み方は、若い時にバンキュウ族の人に教えてもらったのよ。バンキュウ族は魚をとるのが上手だから」と、教えてくれました。
カオさんたちはパヒ族です。他の民族とも友好的に交流していた様子が伝わってきました。
このような感じで自然な自分から暮らしの様子を教えて頂けた時、本当にありがたいと思いました。おばあちゃん元気かな、早く会いに行きたいと思っています。
☆この記事は、風人土学舎のFacebookに2019年10月24日に掲載したもののリライトです。この記事の映像は著者によって撮影されたもので著作権はすべて風人土学舎にあります。連絡なき転用・転載は固くお断りいたします☆☆
投稿者プロフィール
- ベトナムのフエ市在住歴延べ6年。風人土学舎では、日本の事務局業務とフエ市での活動全般のコーディネーションを担当しています。
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