2021年9月の活動報告
9月が終わりました。緊急事態宣言も終わり、少しホッとしております。私たちの活動地のあるベトナム中部のフエ市も学校に生徒や学生が戻ってきた様子です。まだまだお互い気を抜けない状況ですが、感染対策に気を配りつつ活動を進めたいと思っています。9月の活動報告は、以下の通りです。
1.「学びでつなぐ~絵本の翻訳・読み語り活動~」の2期目を継続中です。
フエ外国語大学日本語科の先生や学生さんと協力して日本の絵本を翻訳し、翻訳した成果を学習支援教室での読み聞かせに使うという活動の2期目を継続しています。週1回集まって翻訳会を行っています。フエ大学の学生さんたちは大変に勉強熱心で、絵本の翻訳だけでなく関心のあるテーマを持ち寄って翻訳の勉強もしている様子です。また、この活動のイメージイラストをミツロウキャンドルで照らそう こどもたちの未来」プロジェクトでもお世話になったドイツ在住の画家、のぶこAフースラーゲさんに描いて頂きました(この記事のトップにあるのが伸子さんに描いて頂いた絵です。詳しくは、こちらの記事もお読み頂けるとうれしいです)。この絵のようなあたたかさで活動を続けていきたいと思います。
2.新しい学習支援クラスの準備がスタートしました。
ベトナムの新型コロナ感染状況を受けて、開始を時期を考慮していた学習支援教室の準備を開始しました。教室の場所は、活動地にある公立小学校の教室を夜間におかりしています。そのため、小学校の副校長先生のアドバイスもあり11月からスタートさせることにしました。この1年間は、チューター(教室で先生をする学生たちを私たちはこう呼んでいます)2名1組でクラス運営をしてもらうことにしました。対象は①小学校2年生でベトナム語の読み書きや算数に不安がある子、②家庭になんらかの課題(特に経済面)がある子の2つの条件を充たす子どもです。10月は対象になる子どもたちの家庭訪問など準備を進めていきたいと思います。また併行して、本を好きになってもらうために読書会のような活動も進めていきたいと考えています。
私たち、風人土学舎のメンバーは他に仕事を持っています。ナショナルスタッフのティエンさんも現地にある日系企業でのフルタイムのお仕事が決まりました。そのため、ティエンさんのアシスタントとして動いてくれるメンバーが必要になってきました。私たちの学習支援教室を卒業して、現在、フエ外国語大学日本語学科2年生のクエンアンさんにアシスタントして小学校との打ち合わせにも参加してもらうようになっています。他にも教室の卒業生にチュータ―として加わってもらうことになりました。また彼らのことは詳しくご紹介したいと思います。
以上です。10月も出来ることをコツコツと進めていきたいと思います。
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