活動地で仲間を増やすことについて

風人土学舎のホームページは、今のところ日本語だけ運営しています。そして、ホームページに記事を公開したらFacebookでそれを告知するようにしています。その私たちのFacebookページをナショナルスタッフのティエンさんがご自身のFacebookのタイムラインにシェアしてくれています。今回、そのティエンさんがシェアした記事がきっかけで1つの支援がなされました。

家庭訪問した児童の家。台風で被害を受けてブルーシートで覆われていた(ナショナルスタッフ撮影)。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大、秋には水害が続くといった災害の多い1年でした。上の写真は私たちの活動地で台風の被害を受けた児童の家です。この写真のインパクトはかなり大きかった様子です。私たちもショックを受けてこれは何かをしなくてはいけないと考え、活動地の小学校と協働で児童たちへの寄付を行いました。その報告は、「【活動報告】『ミツロウキャンドル こどもたちの未来」プロジェクトから学校への寄付を行いました(ベトナム・フエ市)』」で行った通りです。ティエンさんのベトナム人の友人で日本に留学経験ある方がこの記事を読んでくださり、自分たちも困っている子どもたちがいるのなら、支援をしたいと思ってくれました。

このティエンさんの友人は同じように日本に留学経験のある人たちに声をかけてお金を募り、直接私たちの活動地にある小学校の副校長先生に連絡を取り、水害被害などで金銭的に支援を必要としている世帯の児童に学校経由でお金を届けることを計画してくれました。お金を出した人たちは、フエ市から飛行機で約1時間ほど離れたホーチミン市で働いている人たちです。直接、お金を学校に持ってはいけません。そこで、集まったお金を小学校に届けることをティエンさんに託しました。ティエンさんの友人が集めたお金は、15,000.000ベトナムドン、日本円だと約75,000円ほどになります。30世帯の児童の家を支援することが出来たそうです。

私たちが現状を伝えたことによって人を動かすことが出来ました。それも、ベトナム社会にいるベトナム人が動いてくれたことをうれしく思っています。彼らが現状を知り、自分たちで出来ることを考えて実行に移してくれたことに感謝しています。このような感じでベトナム社会に向けての情報発信や私たちの活動の仲間づくりもやっていきたいと考えています。

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風人土学舎 日本事務局
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風人土学舎日本事務局です。自然・人びと・生業・文化との関りを知り、それらが共生する未来を目指しています。