学びでつなぐ~絵本のミニトライアル~④

フエ外国語大学日本語科(以下、フエ外大)の学生さんと先生の有志と私たち、風人土(かぜひとつち)学舎で協働して始めた「絵本のミニトライアル」。フエ外大の学生さんが日本語の絵本を私たちのナショナルスタッフのティエンさんや先生と学びながら翻訳してくれました。その成果は、7月7日に開講した夏季補習クラスで使い始めています(夏季補習クラスのことは「ベトナムらしいスタート~2021年夏季補習クラス~」もお読み頂けるとうれしいです)。

読み聞かせ、フエ市・フーハウ地区

日本語の絵本を勉強として翻訳してくれたのは、フエ外大日本語科の学生さん。その成果を子どもたちに読み聞かせてくれているのは、フエ大学教育学部の学生さん。学びをつないで、子どもたちが「本が読める喜び」を知って欲しいと願っています(2021年7月撮影)。

絵本の読み書きせを行ってくれているのは、フエ大学教育学部の学生さん。私たちの活動では、チューターと読んでいます。夏季補習クラスでメインに教えて頂くのは、現役の小学校の先生。先生と子どもたちのサポートをチューターが行います。

夏季補習クラスに通ってくる子どもたちは、小学校1年生を終えて9月には2年生に上がります。なのに、ベトナム語のアルファベットを忘れていたりするレベルです。原因は色々と考えられるのですが、親と一緒に夜遅くまで物売りをして歩いているような子どももいて、「子どもらしい」環境で過ごせていない子が多い状況です。

字が読めると本が読めます、そして空想の世界で遊ぶことも出来ます。「読める」という楽しさを知ることで勉強を嫌いにならないで済む可能性があります。

きれいな絵本、かわいい絵本、楽しいお話、興奮するようなお話、、大学生のお姉さん、お兄さんから絵本を読んでもらうことで、「もっと知りたい、自分でも読んでみたい」というスイッチを入れられたら・・と願っています。

 

☆☆写真や文章の著作権は、すべて風人土学舎にあります。無断での転載・複写はお断りしております。また、本活動での絵本の翻訳は、フエ外大と風人土学舎が共同で所有する絵本を活用する範囲で行っており販売などは一切いたしておりません。☆☆

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風人土学舎 日本事務局
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