取り残される子どもがいないように
先週、ナショナルスタッフのティエンさんから届いたメールには何枚もの写真が添付されていて、以下のメッセージが添えられていました。
”(私たちが運営している学習支援教室である)PhuHau教室では11月に入って、 絵を描く授業が始まりました。
(子どもたちを教えてくれているフエ大生の)クエンアンさんからとても良い写真を貰いました。
子供たちがクレヨンを手にして楽しそうに絵を描く雰囲気を共有し たくなりました。
絵を描く授業、良いですね。”
私も写真を見てうれしくなりました。「絵を描く授業」はフエに暮らす学生のチューターたちから提案があって取り入れていることです。子どもたちと教室で楽しい時間を共有しているだろうな、と思うとうれしくなりました。
10年ちょっと前、JICA青年海外隊員としてフエ市で暮らしていた頃、先輩隊員たちを話しをしていたことがありました。
「ベトナムは発展していく国だから、きっと国が発展すれば、少しずつでも貧しい人たちは減っていくはずだし、特に最低限の暮らしをしている人たちは減るのではないだろうか」
確かにそれは間違っていなかったと思います。ベトナムは開発途上国でなくなり、フエ市の貧困層の人口割合も減っている様子です。でも、私たちの教室には親と夜にピーナッツ売りをしている子がいたり、親はラオスに出稼ぎに行って帰って来られないから祖母と暮らしている子がいたりします。
折角、小学校に通えているのに親が家で勉強の面倒を見ることが出来ないから、塾に行くことが出来ないから、文字の読み書きが小学校2年生でも不自由・・というのはつらいことです。
基本的な読み書きと算数ができて、学校を出るまで勉強がいやにならないように。
社会で取り残されることがないように・・・、何かの一助になりたいと願っています。
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