学びでつなぐ~絵本のミニトライアル~③

活動地のフエに向けて絵本をEMSで発送しました。税関と検閲を通って、約1週間で到着しました。絵本の9割は中古のものですが、状態のいいものを選んでいます。今回は全部で30冊の絵本を送りました(2021年6月28日、ナショナルスタッフのティエンさんが受け取った時に撮影)。

もう少し6月はホームページの更新をがんばりたかったのに・・。ベトナムの活動が活発だったこともあり、ホームページまで手が回らず・・。来月こそはと思っています。

さて、フエ外国語大学日本語学科の学生さんや先生と協働している「絵本のミニトライアル」(「学びでつなぐ~絵本のミニトライアル~」「学びでつなぐ~絵本のミニトライアル~②」もお読み頂けるとうれしいです)ですが、絵本を翻訳してみるという「フエ大生たちの勉強」になるパートを6月20日に一旦終えることができました。参加してくれた大学生たちからは色々と活発な意見をもらえ、それを取り入れながら本格的な活動をして継続することとなりました。大学生たちには、アンケートを書いてもらいましたので、その結果については今週中に公開したいと思います。次は「子どもたちに翻訳したものを聞いてもらう」パートに進みます。

昨日、ナショナルスタッフのティエンさんからうれしい知らせが届きました。「絵本が届きました!」と少し興奮気味のティエンさんのメッセージに、私もすっかりうれしくなりました。まとまった数の本を日本からベトナムに送ると検閲で止められないかとヒヤヒヤしていたのですが、無事、約1週間で絵本たちはフエに届きました。万一、検閲でひっかかったら大学生たちが翻訳してくれたものを当局に提出して、子ども向けの内容であることを証明するつもりでいました。

 

今回選んだ発送方法は、追跡できるようにEMS(国際スピード郵便)でした。1つはティエンさんの自宅に、1つはフエ外国語大学に送りました。個人宅に送るのと、公的な学校に送るのと何か差があるのかも知っておきたかったからです。フエ大学からはまだ到着連絡がないので、無事届けばどちらに送っても差がないことがわかります。コロナ禍の前は、ベトナム航空を利用すると40Kgくらいまで無料で荷物を預けることが出来たので、モノを送ることなく過ごしてきました。自分が渡航しなくても、友人・知人に頼めば誰かが運んでくれてとても助かっていました。ですので、今回は勉強になりました。

詳しい6月の活動報告などは、また別の時期でご報告したいと思います。

☆☆【重要】このミニトライアルで行っている「翻訳」は、フエ大学の学生の日本語学習の一環で行っています。また翻訳を子どもたちに聞いてもらう際も無償で行います。絵本にベトナム語の翻訳を貼ったりなどの手を加える行為や営利目的での利用は一切しておりません。☆☆

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風人土学舎 日本事務局
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