2021年6月の活動報告
私たちの活動地であるベトナム中部のフエ市では、新型コロナウイルス感染拡大阻止のために集会をすることが規制されていました。それが6月にとかれたため、実際に会って勉強会を行ったり、活動の準備をしたりすることが出来るようになりました。6月の活動状況は以下の通りです。
1.「学びでつなぐ~絵本のミニトライアル~」の日本の絵本を翻訳する作業が終わりました
5月からフエ外国語大学日本語科(以下、フエ外大)の有志の先生と学生さんと協働ではじめた日本の絵本を翻訳してベトナムの子どもたちに紹介しようというトライアルですが、翻訳作業が終わりました。翻訳作業は日本語を学んでいるフエ外大の学生さんたちの勉強にもなるように、ナショナルスタッフのティエンさんやフエ外大の先生たちにも解説をしてもらって進めて行きました。参加してくれた大学生たちにアンケートを採ったところ、以下のような感想が集まりました。
●日本の絵本は絵がきれいで生き生きしていた。
●単にベトナム語を日本語にするだけでなく、「ベトナムの子どもたちにもわかるように」気持ちを込めて訳することを体験できた。
●絵本のストーリーには意味深いものが含まれていると感じた。
●訳したものを先生方に修正してもらえて意味がはっきりわかるようになった。
●縦書きが読みずらかった(注釈1:おそらく教科書などは横書きなのだと想像します)
●幼稚園の先生が子どもたちに語っている様子を想像しながら翻訳していた。
また改善点として、以下のような意見をもらいました。
●コロナ禍で仕方なかったが、オンラインではなく実際に集まって勉強会をしたかった。
●参加する学生は、もっと「ホウ・レン・ソウ」(報告・連絡・相談)を意識して積極的になった方がいい(注釈2:ティエンさんは日本人と仕事をしている期間が長く、またフエ外大の先生は日本留学の経験があるため、大学生たちには、日本人が「報告・連絡・相談(ホウ・レン・ソウ)」を重要に考えることを教えてくれていた様子です)。
●締切を守ったりすることなど、(ビジネス)マナーがわかった。
●オンラインでのミーティングはもっと集まりやすい日に設定したい。
今後のことも考えたコメントももらえたことに本当に感謝しています。この活動で使用した絵本はすでにフエ外大に到着しました。今後は、フエ外大に絵本を置かせて頂き風人土学舎の学習支援活動にも活用していく予定です。先ずは、7月からはじまる夏季補習クラスで使用します。
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2.2021年夏季補習クラスの開催が決まりました
活動地であるフエ市フーハウ地区にあるフーハウ小学校と協働しての夏季補習クラスの開催が決定しました。期間は、7月5日(月)から8月末までの週3日、となります。詳しくは、来週以降、このホームページでご報告するようにいたします。
離れていても気持ちを伝えて理解してもらい、同じゴールに向かってやっていけることを実感できた1か月でした。7月もがんばりたと思います。
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