2021年3月の活動報告

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風人土学舎日本事務局のある関西では、すっかり桜も見ごろを迎えています。写真は今朝の蹴上インクラインです。

さて、活動地のあるベトナム中部・フエ市は日本よりも新型コロナウイルス感染症を抑え込めている様子です。そのためもあり、色々と活動の計画を進めることが出来ています。

1.6月から活動地にある公立小学校と協働して行う夏季補習クラスの準備をはじめました

昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて中止せざるを得なかった夏季補習クラスですが、今年はなんとか実施したいと考えています。対象は、小学1年生を終了して算数とベトナム語の成績に課題があり、かつなんらかの困難がある世帯の児童を対象とします。協働する小学校からは対象としたい児童の名簿をもらい家庭訪問の準備を進めています。また、クラスで指導にあたるフエ大生の募集と採用面接を行いました。

2.現地の機関と協働して「絵本の読み聞かせ」活動をはじめます

まだ詳しく書くことが出来ないのですが、現地のある機関と協働して「絵本の読み聞かせ」活動を開始することとなり、その準備をはじめました。具体的には4月中旬からご報告が出来ると思います。「絵本の読み聞かせ」活動を通じて、一人でも多くの子どもが本に関心を持ってくれることを願っています。

3.少数民族集落に設置される図書館に本を「貸し出す」ミニ・トライアルをはじめます

風人土学舎のメンバーとご縁のある少数民族集落の青年から「省からの要請で『子どもの読書力の向上』のために集落に図書館を設置することになりました。でも、本棚も本もありません。それらを買う予算ももらえません。本を寄贈してもらえませんか?」という依頼が着ました。トップダウンで始めることが立ち消えていくのを何度も目にしてきているので「本をすぐにはあげない、本をひとまず貸します」ということとなりました。本を貸している間に、図書館活動グループを組織してもらったり、どうやったら子どもたちに本に関心をもってもらえるようになるか、を一緒に考えていきたいと思っています。

 

以上です。来月もがんばりたいと思います。よろしくお願いいたします。

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風人土学舎 日本事務局
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風人土学舎日本事務局です。自然・人びと・生業・文化との関りを知り、それらが共生する未来を目指しています。