2022年も色々な方に助けて頂きました。ありがとうございました。

12月に日本から26冊の絵本をフエに送って、クリスマスイブにフエ大学日本語学科の翻訳チームの仲間たちに渡せた。写真は学生たちと左から4人目がベトナム事務局のTienさん、右から6人目がフエ大学日本語学科のNhi先生。この中には、日本に留学が決まっている学生もいる。ちなみに、ベトナムでは仏教を信じている人が多いが、キリスト教徒もいる。仏教徒でもクリスマスを祝うには日本と同じ(2022年12月撮影)。

 

2022年もあと少しで終わろうとしています。色々とバタバタすることが多く、事務局としてホームページでの情報発信が滞りがちであったのは大変な反省点です。11月の活動報告もフエから上がってきているのですが、公開できておらず・・。来年はきちんとやっていきたいと思っております。

2022年を振り返った時、日本事務局の私とベトナム事務局のTienさんにとって一番大きかったには摂南大学PBLプロジェクトの1つでベトナム講座を担当させて頂いたことです。このベトナム語講座(すべてオンライン)では、摂南大学の学生さんたちに本当に一生懸命に学習して頂けたのでうれしかったです。ベトナム語講座だけでなく、フエで絵本の翻訳や学習支援教室の活動に参加しているベトナムの学生たちと交流してもらうことも掲げていたのですが、スケジュール調整がうまくいかず、十分な交流をご準備できかったことが反省点として挙げられます。

オンラインミーティング

摂南大学のPBLプロジェクトに参加している学生さんとフエの学習支援教室で教えてくれているチューターたちの意見交換会の様子。パソコンの向こうには摂南大学の学生さんがいる。この時は、摂南大の学生さんたちはベトナム語で自己紹介するのにも挑戦した。意見交換の内容は、絵本『もったいないばあさん』を読んで「もったいない」の意味を考えること。『もったいないばあさん』はすでにフエ大学日本語学科の翻訳チームが越語訳してくれていた。チューターたちはベトナムの小学2年生にこの絵本の読み聞かせをする予定なので、日本の大学生の意見は大変に参考になった様子だった(2022年12月撮影)。

 

このPBLプロジェクトに参加頂いた学生さんたちには、日本からベトナム・フエに送る絵本の紹介文を書いてもらいました。ベトナムの学生たちが翻訳作業をするのに難しいと思われる点をあらかじめ説明してもらったり、みなさん個性豊かな紹介文を書いてくださいました。その紹介文と絵本(26冊)をフエに発送し、フエ外国語大学日本語学科で私たちと活動を共にしてくれている先生と学生さんたちにお渡しできました。

翻訳作業を通じて、ベトナムと日本の学生さんたちが交流や意見交換をできる場を次のステップでは作っていきたいと願っています。

 

絵本とみる

絵本が届いて。フエ大学日本語学科の翻訳チームのみなさんが、日本から着いたばかりの絵本を手に取っている様子。絵本は基本、古本を送っているのだが、状態のいいものだけを業者さんに選んでもらうようにしている。またどうしても読んで欲しい本は、新品を購入して送っている。絵の色、本の手触り、翻訳チームの仲間たちには実際に本を手に取って「日本」を感じて欲しいと願っている(2022年12月撮影)。

 

国際協力活動というと日本側が何かを教えたり、持ち込んだり、主となって何かをするようなイメージを持たれる場合があります。それは違っていて、「協力」なのですからともに考え、常に対等な立場で、互いが出来ることを知恵を出しながらやっていくことが大切だと思っています。フエ事務所のTienさん、学習支援教室で教えてくれているチューターたち、教室をかして頂いている公立小学校の関係者のみなさん、フエ外国語大学日本語学科の仲間たち、摂南大学の学生さんたち、本当にありがとうございました。これからも、みなさんとのつながりを大切にしていきたいと思っています。

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風人土学舎 日本事務局
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風人土学舎日本事務局です。自然・人びと・生業・文化との関りを知り、それらが共生する未来を目指しています。