宮嵜 英寿 - MIYAZAKI Hidetoshi –

一般財団法人地球・人間環境フォーラム 研究推進ユニット 研究官。専門は、​境界農学、環境土壌学。アフリカ、アジアの人々の暮らしを理解することを心がけ、彼らの暮らしに寄り添った安定した農業生産や生計向上が可能な生業システムを創りだすことを目指しながら活動しています。

現在実施している主な活動として、以下の2つをあげますが、これらのほかにも平行して複数の活動をおこなっています。

●新たな牧農共存生業の創出

西アフリカのブルキナファソやインド北西部ラージャスターン州と南インドのタミル・ナードゥ州で伝統的な牧農共存社会を理解するための研究活動をおこってきました。そして、その知見を生かして新たな牧農共存生業の創出にむけた研究を東南アジアのインドネシアではじめました。

●レジリアンス強化のためのソルガムのリバイバル

南部アフリカ、ザンビア南部州では農村住民の極端気象に対する備えや適応力(レジリアンス)に関する研究活動をおこなったのち、現在は、彼らのレジリアンスを強化するために干ばつに耐性のあるソルガム(モロコシ)をリバイバルすることで食糧生産の安定化を目指す取り組みをおこなっています。

[メッセージ]
研究者となって20年が経ち、数えると7カ国8地域で研究活動をおこなってきました。どの地域も思い出深く、全ての地域でいつまでも活動を続けてゆきたいですが、はじめて海外調査をおこなったブルキナファソの農村は情勢不安のため入ることが出来なかったりします。なかなか難しいのが現状ですが、関わった人びとになにかしら恩返しし、彼らから教わったことを発信し続けるようにしたいと思っています。

[大学などでおこなった講義]
・宝塚大学で「環境と生態」(2018年度から)
・龍谷大学で「環境地理学」(2019年度から)
・その他:国内外の大学でゲストスピーカとして、食文化、異文化理解、環境問題に関する講義をおこなっています。

対応可能な講演・授業
小学生から高校生、大学生、一般の方への講演など、可能な範囲で対応いたします。
講演や授業のご希望は、風人土学舎事務局までご相談ください

<講演テーマ>
・「農牧共存地域における資源利用」
(農牧共存地域はブルキナファソ・インド、タミル・ナードゥ州、ラージャスターン州の事例のどれでも可能)
・「半乾燥熱帯地域の人々の暮らし」
(半乾燥熱帯地域はブルキナファソ・ザンビア・インド、タミル・ナードゥ州、ラージャスターン州の事例のどれでも可能)
・「インドの食文化、ラージャスターン州やタミル・ナードゥ州などの事例から」

・その他:これまで海外調査を実施してきた国の話であれば可能な範囲で対応します。

[個人のホームページ]
・『MIYAZAKI Hidetoshi』にて、研究フィールドについて発信中です。

※講演活動は、社会貢献活動の一環です。日当や交通費(場所によっては宿泊費)を設定しますので、お申し付けください。

[更新履歴]
・2020年01月09日:宮嵜英寿氏のプロフィールを公開しました。